68: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/01/11(月) 02:19:33.995 ID:yAQThdQP0.net BE:708155702-PLT(12004)
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仲の良い友達が一人暮らししていて、その家は猫を飼ってるんだ。
とても、人なつこい猫で、俺も友達の家に行くと一日中でも遊んでやってる。

ある日、友達が出かけるので、留守番していてくれと言われた。
猫が居るから退屈じゃないし、良いよと引き受けた。

猫じゃらしで遊んでると、猫は愛らしく、猫じゃらしを必死で追いかける
かわいくてたまらないんだが、妙な事に気づいた。
必死で猫じゃらしを追いかけてる途中で、急に動きを止め、天井の四隅の角の一部を見つめるんだ。
20秒ほど見つめた後、何事もなかったかのようにまた、遊び出す。

しばらくすると、同じように急に動きを止めて、天井の角を数十秒見つめるんだ。
怒るわけでもなく、喜ぶ訳でもなく、ただじっと、見つめるだけなんだ。

俺もそこに近づいて天井の角を見たが、何も無いし…
でも、なんだか嫌な感じはしたんだ。
気味が悪いなと思いつつ猫と遊んで、遊び飽きた猫は眠りだした。

俺もテレビ見ながらうとうとしていたら、夢うつつで若い女性のゆめをみた。
友達の部屋の猫が見つめていた角にその女は立ち、寝ている俺を見つめている。
俺は金縛りにあっていたようで、動けない。
ふいに、耳元で
「ちがう」
という女性の声で目が覚めた。

気がつくと俺が寝ているそばで、猫がちょこんと座っていた。
猫に助けられたのかなと思いつつ、もう一眠りするのも怖いので、テレビ見たり、猫と遊んだりして時間つぶしていた。

69: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/01/11(月) 02:20:34.493 ID:yAQThdQP0.net BE:708155702-PLT(12004)
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しばらくして、友達が彼女を連れて帰ってきた。その瞬間、俺は見逃さなかった。
猫がまた、部屋の天井の角を見つめている。主人が帰ってきたというのに。

「すまん。遅くなった」
と謝る友達、俺は一刻も早く帰りたかったが、聞いてみた
「猫が部屋の天井見つめるけどあれ何なん?」
と聞いたが、友達は無関心に、
「そうかぁ?そういわれればそういう気もする」
と答えた。どうも気にして無いらしい

帰るわと言って外に出ようとしたとき、友達が俺も彼女と買い物行くから、一緒に外に出るわと言った。
玄関口に来たとき、今まで、鳴かなかった猫がめずらしく、友達に向けて鳴いてる。
友達は
「すぐ、帰るから待っとき」
と言って鍵を閉めた。

マンションの下まで来たとき、友達と彼女は車で行くつもりらしく、俺に駅まで送っていくから乗れと言った。
俺は嫌な気分でいっぱいだったので、寄るところ有るから、ここで良いと断った。

友達は、そうかぁ…今日はありがとうと言って、車を出発させた。

俺は見た、友達の車が走り出したとき、
車の真下にしがみつき、テールランプの下から笑いながら顔を出す女性の顔を。

その後、友達に教えてやるべきか悩んだが、俺の錯覚かもしれんし、友達自身に何も起こってないし。
言わなかった。
その後、数年間、仲良くしていたが、友達の身に何も起こらず元気だった。
もちろん、猫も元気一杯で、相変わらず人なつこかった。
猫が彼を守ってる限り大丈夫だろう。

就職してから疎遠になったが、元気にやってるだろうか。

引用元: ・毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか

猫と人間じゃぁ見えてる世界が違い過ぎるから。